健康スタジオゆるリラ

医院の南隣奥に専用入口があります。

富山遠絡施術室

遠絡療法を行います。院長が医院診療時間外に完全予約制で行います。

東洋医学の治療の考え方

病名が付く病気で治療法が確立している場合に対しては合成化学薬品が有効です。しかし、治療法が確立していないか存在しない場合、すなわち疾患特異的治療法がない場合も多いものです。たとえば、俗に言う難病:特定疾患には特異的治療法が存在しません。そのような場合は手術やステロイド剤投与など非特異的治療で対処されています。

一方、健康状態ではない状態という意味での病気の状態に対しては漢方やハリ治療が有用(必ずしも有効であるわけではありません。誤解されませんように。)となります。これらは身体の偏向(東洋医学のことばで「証」)を修正(改善)していくことで症状の軽減を図ります。病気(病名)に対する疾患特異的治療(same treatment for same disease)を行うのではなく、病人を改善する治療手段、いわば病人特異的治療であるといえます(different treatments for same disease:東洋医学のことばで「同病異治」)。

エビデンスという概念(evidense based medicine:”ランダム化比較試験結果に科学性があるとして作られた診療ガイドライン”を根拠にして行う医療。これこそが「質の高い医療である」と一般に見なされている。)は前者に対してのものであり、後者のいわば疾患非特異的治療法に対する有効性の証明には種々の困難が伴います。また、西洋医学的な診断に基づく病名治療の論理では解釈不可能な場合もでてきます。これが、漢方やハリ治療が「質の低い医療」であると一般に誤解される理由の一つになります。

正式の遠絡療法は完全予約制で保険診療時間外に渡辺院長が施術します。

猛毒をゴミ箱に移動、次に「ゴミ箱を空にする」

憎しみ恨み怒りはとても厄介な感情です。これらは猛毒であり、猛毒の下ではどんなに良い薬、良い食事、良い運動も無意味になると心得るべきです。憎しみや恨み、怒りは相手の心に届かないどころか自分自身の脳(大脳辺縁系:文法が理解できず、単語の意味が直に突き刺さり傷つく領域:善悪の区別なく強制的に入力されていく領域)に大きなダメージを与え続けます。相手にぶつけているつもりの罵詈雑言は、まずはじめに、一瞬先行して、その言葉を発した自分自身が必ず受け取らなければならない。そして、自己の脳を自ら破壊することになる。だから猛毒というほかないのです。

平生己を省み過ちを改め事理を正し恩義を厚くすべし、百薬も一心の安きに如かず。 安岡正篤 傳家寶

 

人を恨む行為は、限られた人生をつまらなくする。 河野義行(松本サリン事件被害者)

 

子供は感情でしか大人を支配できない。大人になってからも感情を使って人を動かそうとするのは幼稚である。 アルフレッド・アドラー

 

人のことを憎み始めたらヒマな証拠 西原理恵子

 

恨みなど抱くな! 君が恨みを抱いている間、彼らは人生を楽しんでいる! バディ・ハケット

 

怒りっぽい人は幼稚である。 某医院院長

 

気持ちのよい生活を作ろうと思うなら、済んだことをくよくよせぬこと、滅多なことに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ人を憎まぬこと、未来を神にまかせること。 ゲーテ

 

怒りと憎しみこそが私たちの本当の敵である。これこそ私たちが全面的に立ち向かい克服すべき相手である。人生にときとして現れる一時的な敵は真の敵とはいえない。・・・まともな支持のない人は直ぐに怒りに身を任せてしまう。つまり、怒りは力ではなく弱さのしるしである。・・・たとえ過去に深く傷ついたとしても、怒りや憤りを手放すことができる。我慢強さと寛大さでそのときの状況を冷静に分析すれば、「過去は過去だ。だから怒りや憎しみを抱え続けても意味がない」ということに気づくことができる。 ダライ・ラマ14世

 

我々の人生はホントに短いのだから、怒りや憎しみを抱えて生きていく余裕なんてない。地上にいる間の貴重な時間の大いなる無駄だということを一刻も早く気づくべきだ。 某医院院長

 

縦欲之病可医(むさぼり食らうなどの欲望による病は治しやすい)

而執理之病難医(怒り憎しみなど執着が原因の病は治し難い)  菜根譚

 

30過ぎても親を許せない奴はバカ  ビートたけし

 

煩悩には無明、我想、貧愛、憎悪、生命欲の五種類がある。、、、増悪とは苦にとらわれた心情である。、、、  ヨーガ・スートラ

 

怒ることがあっても、怒りによって罪を犯してはならない。憤ったまま日が暮れるようであってはならない。怒り続けることで悪魔に機会を与えてしまうことがあってはならない。  聖書(エペソ書)

 

激怒・恨み・嫉みなどの心は、瞋(しん、じん:いかり)を根本として生起する。迷い苦しみの原因(=煩悩)であり、貪(とん:むさぼり)・癡(ち:おろかさ)と瞋とで三毒と呼ばれている(三毒煩悩)。三毒のなかでも瞋は最悪の心癖で最悪の境界に堕ちる原因である。 唯識論

 

煩悩を要約すれば、自己を中心に据えて思考したときに起きる数々の心の働きである。他者や社会全体を思考の中心に据えれば煩悩は菩提となる。 ウィキペディア「煩悩」